今年の三冊
だんだん衰えてきたのか、興味が持てなくて本が読めない。今年は何時もの三分のニほどだ。こんなことで「今年の三冊」もないもんだが、自分の記録として書いておこうと思う。以下三冊。
世界は五反田から始まった 星野博美
縄文文化と日本人 佐々木高明
ある補充兵の戦い 大岡昇平
全体としてフィクションは少なく、あまり好みじゃないんだなと思う。昔はこれで文学好きだと思っていたから笑わせる。よっぽど文学より史学をやればよかった。新聞の投書欄に昔購入した筑摩の文学全集70巻を読んでいるという高齢者の投書があった。この文学全集は当方も旧友も持っているが、(古本でも売れないから仕方なく持ってる)お互いにあの活字の細かさはねぇと嘆きあったことだ。しかし今読むなら、あの全集あたりの作品かも知れぬと思うことだ。
ちなみに朝日新聞の識者の三冊の本で、当方が読んだのは、町田康の「口訳 古事記」一冊だけ。
今日は仏壇と神棚の掃除、毎日ひとつだけかたづけている。
昨日、連れ合いと久しぶりにテレビドラマを観た。「デフ・ヴォイス」草薙君の手話に感心、トシヨリ二人は涙目で見終えた。
年の瀬や鉦からからと当たりくじ
冬枯れ