年の瀬なみの寒気になるというのでH殿と寒さに弱い鉢物を取り込む。株分けなどでだんだん増えて、物置や母家にも取り込みきれないのが困る。軒下に簡単なフレームを作りここにも入れたのだがこれで冬越しができるかどうか怪しい。まだ数鉢は本格的寒さまで待つつもり。
予約本を受け取りに図書館に行き、結局「応仁の乱」は返却。今日は若松英輔さん、諏訪哲史さん、アーサー・ビナードさん、藤沢周平さん。そうそう、帰り際に書棚に「ヨーコさんの言葉」という大人の絵本(?)を見つけた。なんでもNHKの番組(こんな番組があったんだ)の書籍化ということで佐野洋子さんの文に北村裕花さんの絵をつけたものだ。立ち読みをしていて気に入り、借りてきた。洋子さんの文(読んだ気のするのもある)もいいが北村さんの絵もいい。つくづく洋子さんは腹の据わった詩人だなあと思う。
そして四十だろうが五十だろうが、人は決して惑わないなどという事はないという事に気がつくと、私は仰天するのだった。
なんだ九歳と同じじゃないか。人間は少しも利口になどならないのだ。
私の中の四歳は死んでない。
雪が降ると嬉しい時、私は自分が四歳だか九歳だか六十三だかに関知していない。
風呂吹きや心の底に熱きもの
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