黄葉期

応仁の乱」  呉座勇一著

 ベストセラー本であり、司馬さんや内藤湖南先生が「応仁の乱」は歴史の転換点だと言われるし、これは読むしかないと借りてきたのだが、いやはや複雑で三分の一を残してお手上げ状態である。跡目相続の争いやら権力闘争、利害が複雑に交差して、くっついたり離れたり、弱体化した将軍家は朝令暮改は日常茶飯事、蝙蝠のごとく右往左往。負けたと思ったら復権し、勝ったと思ったら劣勢となる。こうして延々と続いたわけで面白いといえば面白いがうんざりする。第一勢力図が複雑で頭に入らない。雑紙に図を描いて読んでいたらTに同情(?)された。まあ「応仁の乱」がいかに消耗な戦いだったかはよくわかったし、その後の戦国時代の先駆けとなったのもよくわかったのですが・・・。

残り三分の一読みきるか断念するか、ベストセラー本として購入した人たちは読了されたのでしょうか。

 

 一挙に寒くなり「冬支度」が急かせれます。今週末は師走の寒さとの予報で小春日和はどうなったのでしょう。

 

 

 

 

     またひとつ旧知の訃報黄葉期

 

 

 

 

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

 

 

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