春疾風(はるはやて)

祭のごとく過ぎにけり

 異変に気づいたのは、朝ネットを繋げた時である。いつものようにまず、アクセス解析を見て驚いた。だいたい朝のうちはほどんど訪問者がないのが普通。ところが、朝から随分の訪問者、思わぬ外国(ウクライナ)からもある。いやいやどうしたのだろうとTに告げる。

 それで、はてなのサイトの「きょうのはてなブロブ」に取り上げられたことが判明した。すごい影響力である。俳句と読書感想と時々の外出記録。俳句は月次で取り上げる本はマイナー。どう思っても読んでくださるのは希少な方々と認識している。分けても欠かさずコメントを書いてくださる「ふきのとうさん」のような方は、本当にありがたく貴重な存在。

 石田波郷の句を思い出した。「春雪三日祭の如く過ぎにけり」祭のごとき一日が過ぎた。一過性の訪問者のうち、一部の方とはお付き合いができるかもしれぬ。こちらも閉じこもりがちな世界から少し踏み出してみようか。

 

 

         甘夏のドスンドスンと春疾風

 

 

 

 強烈な風の一日だった。今朝はうっすらと雪。