着ぶくれ

気が乗らない

 図書館から何冊か借りてきた。谷川さんとか井上荒野さんとか、読み始めるが、ちっとも面白くない。読み散らしているうちに、何で読んでいるのだろうと嫌になって放り出してしまう。

Tの本棚から古井由吉自選短編集を出してくる。辛うじて「秋の日」を読み終える。変な話。歯痛から人生を見失った男が二十年ぶりに正気に戻る話だ。何を意味するのか、オバアにはわからない。

 

 

     着ぶくれて体操らしきことをする

 

 何度も転がしている内にすっかり頭に棲みついてしまったが、私の句ではないはず。しかし、誰の句かわからず。多分朝日新聞俳壇で読んだのかも知れぬ。

 今の私にぴったり。毎日🐙体操をしている(連れ合いがそう命名)。腰痛体操、血管伸ばし、骨粗鬆症体操、猫背治し体操、副交感神経体操などなど。効果はあると言えばある。骨密度は実証されたし、肩凝りや腰痛も軽減した。あまりみっともいい姿ではない。

 明日はもうちょっとTの本棚を渉猟するつもり。

甘夏。この冬はもう四回もマーマレードにしました。