春炬燵

「あしたもこはるびより。」 つばた英子・つばたしゅういち著
 お二人のドキュメンタリー「人生フルーツ」の評判を新聞で知る。残念ながらまだ見ていないのだが、本があると知って借りてくる。既刊が四冊あったのだが予約が詰まっていて取り敢えず一冊目。評判どおりのほのぼのとしたお二人の暮らしぶり。しゅういちさんは2015年に逝去されたようだがこの本では(2011年の刊行)まだまだお元気で精力的。とても老いを感じさせない。お二人の話になぜこんなにも心惹かれるのか。贅沢ではないがじゅうぶん満ちた足りた日常。自然との共生。夫婦間の思いやり。老いてもなお自立。単純な惹句では括りきれない素晴らしさがある。これからどんどん老いに向かう身には立派すぎるお手本。いくつか見習えそうなことは見習わなければ。

 昨日、うちの桜もやっと開花。Y達が散歩で摘んできた「つくし」。ちょっと面倒だけど袴を取って卵とじでも作りましょう。





     春炬燵かたづけてより落ち着かず




あしたも、こはるびより。: 83歳と86歳の菜園生活。はる。なつ。あき。ふゆ。

あしたも、こはるびより。: 83歳と86歳の菜園生活。はる。なつ。あき。ふゆ。