「ボケてたまるか!」山本朋史著
「62歳記者認知症早期治療実体験ルポ」と副題がある。この方の顔はテレビで見たことがある。軽度の認知症と自認しておられる。医師に勧められてデイケアで認知力アップトレーニングに励む。ゲーム・筋トレ・美術療法・シナプソロジー・料理・音楽療法等々。結果として「三歩進んで二歩後退」と書いておられるが現在でもお元気なところを見ると効果はあるに違いない。(この本は2014年刊行)それにしてもテストやトレーニングの内容は結構難しく、こちらも出来そうにないと心配になってくる。また、この本で筋力の低下と認知症の関係を初めて知った。つまり筋力が低下すると感覚神経が脳に繋がらなくなり脳に刺激を与えなくなると言うのだ。認知症の人が足の痛みを感じずに徘徊を続けるというのも感覚神経が脳につながっていないせいらしい。感覚神経を脳に繋ぐには筋トレが一番ということなので、このページの解説図には付箋をつけた。
身体を動かす、好奇心を忘れない、好きなことを楽しむ、こんなことが肝心のようだ。
穏やかな日和だが秋も今日でおしまい。
木守柿皮一枚となりにけり
- 作者: 山本朋史
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: 単行本
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