企画展「岐阜の古墳」を見て「野古墳群」とバラ公園へ
雨が去り爽やかな五月晴れ。やや風があるが暑くも寒くもなし。世の連休はすんだし、湿った畑では作業もできぬからと、またまたお婆の提案で古墳巡り。
まずは岐阜市歴史博物館での企画展「ここまでわかった!岐阜の古墳」へ。3C末から8Cまでの美濃地方の古墳の出土品約200点以上の展示である。といっても古墳からの出土物なので土器やら埴輪、錆びた太刀やら少しの鏡、目を引いたものでは勾玉やら管玉・耳輪など。
平日なのでお客さんはほんの少しだけ。ボランティアらしき監視員の人が話しかけてこられ、少しだけ古墳談議になる。この後、大野町の「野古墳群」に行こうと思うと言うと、資料館があるので寄って行くといいと教えてくださる。
車で30分。お勧めどおり、まず令和3年にできたという大野町の埋蔵文化財センター「大野あけぼのミュージアム」に行く。ここも係員の人以外お客さんはなし。野古墳群から出土した鍍金獣帯鏡(五島美術館蔵)のレプリカや円筒埴輪・土器などをみる。
モタレ古墳
不動塚古墳
登越古墳
南屋敷西古墳
南出口古墳
古墳地図をもらい、麦畑や柿畑の中に点在する古墳を巡る。昨日書いた美濃国造(本巣国造)に係る5Cから6Cの古墳群である。かつては28基以上があったというが、今は1号から6号までは名前があるが、円墳方墳はよくわからない。大きいのは草刈りもされていて形状がよくわかる。
昼食を「コメダ揖斐大野店」で。
帰りに「大野バラ公園」へ。ちょうどバラの季節で花盛り。お客さんも多い。バラ苗もたくさん売られているが、うちはいつもどうもうまく育たない。それでも連れ合いは欲しそうで、「クイーン・エリザベス」という苗を手にいれる。上品なピンク色の花だ。
バラ公園の近くに野古墳群に先立つ3Cの前方後方墳があるというので寄る。木が茂っていて忠魂碑などが立てられて形状はよくわからない。
上磯古墳群(亀山古墳・前方後円墳)
西濃をぐるりと廻った古墳探訪はここまで。道の駅「パレットピアおおの」でパンと野菜、旬の揖斐茶の新茶を買って帰宅。
古墳上立てばひときは風薫る