雛の夜

岐阜県博物館へ「岐阜の縄文世界」展を見にゆく>

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 1月からの展示会もコロナで遠慮しているうちに会期も終わりに近づいた。寒さが緩んでワクチンも打った機会にとでかける。気遣うほどのことはなく、展示会見学者はわが家族だけ。駐車場の車はもっぱら里山公園でのウオーキングの人らしい。

 展示品は主に飛騨や西濃(揖斐)地方の縄文遺跡からの出土品。長野の遺跡ほどではないが、それでも面白い意匠の土器があり、楽しませてもらった。頭がふたつで尾がみっつという空想的動物(虫?)が装飾性を意識して規則的に配置されたもの、口辺が五角形に作られたもの(五角形は難しいはず)。いずれも縄文人のセンスの高さを感じさせられる。出土品の原材料地として、長野の諏訪とか糸魚川とか奈良の二上山とかが挙げられており、すでに広範囲の交易があったことはここでも指摘されていた。

美濃市へランプシェードを買いに>

 展示会のあと、回転寿司で昼食。和室のランプシェードを買いに美濃市を再訪する。和室のランプシェードは大きくて重いもので、防災上気にかかっていた。たまたまスイッチの紐が切れてしまったので、今度は軽い和紙製にしたいと、初めニトリに行ったのだが思うものがない。仕方なくはるばると秋の美濃市訪問で見た店に行くことにする。

 ところが、水曜日は美濃市の商店街は定休日。運の悪さを嘆いていたら、市の施設「美濃和紙あかりアート館」が開いていて、そこのミュージアムショップで気に入ったものが見つかった。有名作家のものだということで、なかなかいい。

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 この後シェード以外の電球、コンセント等付属品を手に入れるのに電気屋さんをはしご。帰宅時には7000歩となる、あちこちうろうろで、夜にはやっと点灯でした。

 

 毎日ウクライナの戦局が気になります。こんな非道は許されてはなりません。何もできな身としては早く停戦にならないかと祈るのみ。復興が始まったらわずかでも協力しようと思っています。

 

 

 

 

     和紙透かす灯りまろやか雛の夜(ひひなのよ)

 

 

 

 

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「あかり館」の方にいただいた紙のお雛様。

こんな紙製の猫ちゃんも。

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