朴の花

『ジジイの片づけ』 沢野 ひとし著

 題名とイラストに惹かれて借りてくる。ジジイって沢野さんお幾つ?と思ったら、ひとつ上、H殿と同い年だ。確かにジジイといえばジジイだ。わかりやすい文章で、あっという間に読んでしまった。要は

 「モノの片づけは、心の片づけでもある。さっぱりと片づけて、もう一度夢多きあの頃に戻ってみよう。」ということで、実践的ノウハウも書かれている。大賛成なのだが、なかなかここまで徹底できないのが凡人の悲しさかな。ひとつまねたのは「机の一番上の引き出しを空にすること。」ここは緊急の避難場所で、とりあえず必要なものだけを入れるというのである。なるほどなるほどと、直ぐに感化されやすい人間は実践してみる。

 沢野さん宅は奥様が捨てず嫌いで衝突があるようだが、我が家は反対である。衝突したくないのでH殿の持ち物に口は出さないが、何でも小屋に溜め込むことは、かなり我慢している。あれを片づけることを思うと、お先にサヨナラしたいのだが、どうなることやら。

 月曜日から今日まで高校生になった下の孫が「勉強合宿」と称して我が家で過ごした。誘惑の多い家では勉強が出来ないからとやってきて、それなりに休み中の課題を仕上げて帰った。若い者がいると、いつもにない賑やかさがでていいものだ。娘夫婦は上の孫もいなかったからと二人で「おうちカラオケ」を楽しんだそうで、そちらも楽しかったようだ。

 

 

 

 

        大木に十ばかりなり朴の花

 

 

 

 

ジジイの片づけ

ジジイの片づけ

f:id:octpus11:20210505172244j:plain

f:id:octpus11:20210505172316j:plain