七五三

 九月以来編み続けていた藤編みのベストがやっと編みあがった。模様編みを何度も間違えたので片身頃ぐらいは余計に編んだ計算になる。早速着てみたのだがこういう厚手のものは丸くなった背中が一層丸く見えてバアサンくさい。バアサンなので仕方がないのだがちょっと残念。H殿は「背筋を伸ばせ」とうるさいが、猫背は子供の頃から言われ続けいまや加齢もあってどうしようもない。

 

 図書館に出かけ予約本を受け取って帰ったらまた「貸出可」のメールがきていた。前回といい今回といい間の悪いことだ。二冊借りてきたがともかくまず「狂うひと」を読んでしまわなければ・・・。

 図書館の上で「幕末の各務原」と題して郷土の歴史展が開かれていたので覗く。幕末の動乱がこんな地方にも大きな影響があったというのが面白かった。当地は複数の旗本や尾張藩・幕府の入り組んだ知行地だが、新政府側か幕府側かで知行者のその後人生がかわったというのもわかった。ちなみに我が家あたりの支配者は幕府側についた旗本で、当主は維新後はこの地で農業に従事したが貧窮のうちにはやばやと病没されたという。先祖が逃散や強訴をした領主であるから人の世とはわからないものだ。結構立派な冊子が用意されていたが覗いていたのは年配の男性ばかりであった、。

 

 

 

 

     膝小僧かしこまりをり七五三

 

 

 

 

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