コロナと人権
毎日感染者増加のニュースばかりである。とうとうわが町にも感染者が出たというニュースに半病人としてはつい敏感になる。どの辺りかしらんとか詮索したくなるのは当事者の人権を考えればどうなのかしらん。通院している医療機関は大丈夫かしらんとも思う。感染が拡大始めてから海外旅行をして感染してきた人を咎める気持ちになったりもする。
今日の新聞で
「人間は誰しも『普通』から逸脱し、異常扱いされるのは嫌です。権力から強く促されなくとも、自分で自分を無意識に統制するようになります。・・・(さらに)他人の逸脱をとがめたりする」
仲正昌樹氏「インタビュー」
とありましたがまさに私もその一人だ。
鬱々とした日々でも桜は概ね満開。
内田春菊さんの『すとまんが』を読む。内田さんのあからさまな体験は新聞にも紹介されていたし、入院中にテレビの健康番組でも見た。同じ当事者として参考になることがたくさんあった。なにより彼女の強さに励まされた。彼女のように大声で語れないだけに当事者にはお薦め。私にはその程度しか言えない。
- 作者:内田春菊
- 発売日: 2018/10/10
- メディア: コミック
目に見えぬものへの脅え花の冷え
うちの桜