今年のmy三冊
いよいよ今年も押し迫ってきた。コロナ禍も大変だが個人的にもこの上なく大変な一年だった。延べにして三ヶ月以上入院して手術も四回も受けた。この内三回は全身麻酔である。昨日も四キロほど歩いたがよくここまで回復出来たと思う。家族にも病院の方々にもつくづく感謝しなければいけない。
さて、今年の私の三冊だが、今年は総数からして少ない。手術が重なってひどく落ち込んだ頃は本を読む気にもならなかった。終日ぼんやりと音楽を聞いていただけだった。
少ない中から選んだのは『すとまんが』(内田春菊)・『ヤマト王権の古代学』(坂靖)・『サガレン』(梯久美子)である。特に『すとまんが』には本当に勇気付けられたなあと思う。
特別いいことがなかった一年だったが、ひとつだけ嬉しかったことがあった。俳句が朝日俳壇に選ばれたことである。投句したのも久しぶりだが、選んでいただいたのも何年ぶりかである。神様もひとつぐらいはと、お恵みをくださったということかしらん。
散歩をしていたら川べりに望遠カメラを据えて野鳥を撮影しておられる方に会った。私はコンデジで少しボケた白鷺だ。鎮守の社もしめ飾りをして新しい年を迎える用意万端整う。
しぐるるや思いどおりにいかぬもの