「ネコはどうしてわがままか」 日高 敏隆著
気分が乗らないというか何と言うか面白い本に出会わない。図書館から借りてきたものもつまみ読みをして放り出したまま。「何か面白い本ないですかぁ」とTやH殿の本棚を渉猟する。その結果、これは全く気楽に読めそうとTの本棚から持ってきた一冊。
初めて知ったことがいろいろだがまず一番役立ちそうだと思ったのはムカデに関すること。我が家は古いし木に囲まれているので、夏場に悩まされるのは「ムカデ」。名前を打ち込むだけでゾーとする存在。この本によればムカデは熱に弱いらしい。せいぜい40度くらいのお湯を掛けられてもひっくり返るので風呂場に出てきたら湯水を掛けるといいとある。なるほどと思うが風呂場には出てきてほしくない。
他にも初耳はいっぱいだが「ミズスマシ」が四つの目玉の持ち主だということ。水面に浮かぶ彼らは上を見るための目と下(水中)を見るための目と都合四つの目があるらしい。加えて水平な水面は波の動きを触覚でとらえるらしい。進化というのは全く不思議ですね。こんな凄い進化をしてきたのに近頃はあんまり見かけなくなったのは残念。人は思った以上に酷いことをしてるのかもしれない。
本棚に日高さんのものはまだ何冊か並んでいるが、まとめて読むかどうしようか悩むところです。
着ぶくれて耳の先だけ尖りをり
- 作者: 日高敏隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/05/28
- メディア: 文庫
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