うちにあるもので作る
このところ雨の日は「マーマレード」作りと決めている。もう今年の花が付きだして甘夏の実も最後なのだが、分厚い皮に守られているせいか果肉はまだみずみずしい。出来るだけ作っておいて、出来れば夏のあいだも楽しみたいとの思惑である。それなら毎日やればいいということになるが、これが案外手間がかかる。雨でもないと取り掛かる決心がつかない。ということで終日雨の今日は「マーマレード」の日。
甘夏の木の下が今年は蕗の群生になっている。他にあった株をH殿が移植したら地味があっていたらしい。蕗の薹ももちろんだが、もう三度ばかり採って煮物にもした。そうそう「きゃらぶき」にしようか。そう思ったが、昔先輩に書いてもらった丁寧なレシピメモを失くしてしまったし、その先輩も一昨年亡くなってしまった。ネットで調べればいっぱいあるが、先輩のレシピとはちょっと違う。「硬くなるのでみりんは入れないほうがいいわよ」と聞いていたのに、どれもみりんが入っている。まあ、ネットも参考にして自分なりのやり方で来週にも作ってみよう。
あとは韮。これは草のように生えている。かわいい花だが種があっちこっちに飛んで厄介者だ。だが、今は新芽の季節で柔らかくて美味しい。摘んできて汁のみにしたり、炒めものにしたり。
田舎暮らしのよさである。もちろん栽培野菜の玉ねぎやスナックエンドウ、苺は今が採り時である。
茄子の苗植ゑて恵みの雨となり