冷し瓜

 今日は曇りがちだが、日が差すと蝉時雨が一斉に始まる。比較的しのぎやすいので、一時間半ほど庭の草むしり。暑い暑いとダラダラしていると「生活不活発病」になりそうということもある。日常生活が活発でなくなると体の機能が低下、さらに動かなくなって悪循環に陥るというのがこの病らしい。体力の落ちてきた身としては思い当たるところもあるから予防に努めなくてはならぬ。「老人は甘やかしては駄目」なんだと自戒。もっとも他人からは言われたくない。
 週一回のプールが9月までお休み。県営プールのせいか夏の間は団体利用優先。この間の体力維持をどうするか。埃をかぶっているマグネットバイクでもこぐしかないかな。

 H殿の夏野菜は最盛期。西瓜やとうもろこしに続き真桑瓜が穫れだした。秀吉と昌幸が「味よしの瓜 召され候へ」と売っていた瓜である。美濃の真桑村の産が有名であったという。江戸時代は「瓜」といえば西瓜よりこの真桑瓜を指したと何かで読んだ。信長の好物であったとも。美濃産の野菜であったことにこだわってH殿は毎年作っている。


     木と紙の家に古りたり冷し瓜



 

キンマクワ