『猫には負ける』 佐々木 幹郎著
佐々木さんの山小屋だよりともいう本を愛読してきた。「最近はでてないねぇ。どうしておられるだろうか」と家人と話していて、ふいにネット検索をしてみた。なんと第一回大岡信賞を今年受賞されたとのこと。加えて新刊本の案内もあったので早速注文する。
全篇これ「猫大好き」という本、半のら猫の「ツイラク・ミーちゃん」への恋歌である。猫が好きだから気持ちはわかるが尋常ではない。だが冬の間、半のらのために湯たんぽを用意するのは全くいっしょで笑ってしまった。我が家のノラも湯たんぽ大好きで犬小屋ならぬ猫小屋に湯たんぽを入れるのを待ちかねてのどを鳴らしていたっけ。
相変わらず夏には山小屋暮らしをされているようだがミーちゃんをおいていくのが気になって大変なようだ。
昨日はこの本を読んだり、散歩で猫二匹に出会って声を掛けたりしたせいか(変人に思われるよと言われた)夢にまで猫が出てきた。
覚ゆれど名前出てこず麦の秋
幼なじみに声を掛けられました。はてさて顔に見覚えはあるのですが名前は?