『不当逮捕』 本田 靖春著
新聞の文庫本案内で後藤正治氏の『拗ね者たらん 本田靖春人と作品』が文庫化されたことを知った。本田氏の作品は『誘拐』が実に良かったので、第六回ノンフィクション賞を受賞したという『不当逮捕』もぜひ読んでみたいものだと思った。さて、どういう偶然か、その少し後にTがbook/offでこの本を100円で買ってきのだ。運命的出会いだなあ(大げさだが)と、それで先に廻してもらう。
ところが読みはじめてすでに一週間。内容の重さに苦戦している。面白くないわけではない。戦前から戦後にかけての検察界での権力争いやら政界との癒着、それに巻き込まれた破天荒ともいうべき新聞記者の運命。詳細な記述に貧弱な脳みそが追いついていかぬだけ。まだ三分のニほどが残されているので感想はまた後日。
明日で後期高齢者になって二年目に突入。まったく光陰は矢のごとし。だが、高齢になってもいきいき暮らしておられる方は多いのだから、ぐちゃぐちゃ嘆いていては、恥しい。
『90歳セツの新聞ちぎり絵』 木村 セツ著
ベストセラーになっているというので、図書館で借りてきた。新聞が元とは思えぬ作品群。娘さんに勧められて始めるまで、描画に関して全く素人だったとは信じられない。そうそう宮脇綾子さんのアップリケを思い出した。
スケボーにたゆまぬ少年鰯雲
まだまだ暑いのですが、老化防止には「歩く」が良いと信じて歩いています。いつも高速の高架下でスケボーの練習に余念のない少年。なかなか上達しないようですが、実に熱心です。そろそろ稲刈りの終わった田も出てきました。
イシミカワ 布地にプリントしたいような可愛さ。