二十四節気 「寒露」 露が冷たく感じられるころの謂。
一昨日の夜あたりから秋冷さが増した感。虫の声もぐんと減り、相変わらず猛々しいのは鵙の声。加えて「ヒーヨヒーヨ」と鋭い鳴き声のヒヨドリヒヨドリは夏も居るがこの時期になると数が増える。灰色の羽毛で可愛さに乏しい。ボサボサと立った冠羽も寝起きの頭髪のようでみっともない。庭の木から木へ鋭く飛び交って、小さな鳥などを恐れさせているにちがいない。このヒヨドリ平安時代の貴族は籠飼にしたというからわからない。人の顔を見分けるのだと言う。
 秋の収穫、ぼつぼつ。今年は柿はさっぱり。大木三本に合わせて十個も残っているかどうか。代わりに蜜柑は当たり年。摘果をしそびれたら大変な数が残った。まだ青いが色んだらそれこそヒヨドリやカラスが喜びそうだ。



     金賞の芋子だくさん孫だくさん




実りの秋