「ふつうがえらい」 佐野 洋子著
Tが本棚の整理を始めた。佐野さんの本を二冊持ってきて、処分しようと思うけれどいいかと聞いてきた。当方が佐野さん好きなのをおもんばかってのこと。「がんばりません」と「ふつうがえらい」の文庫本。どちらも読んだ気がするが、記憶にない。エッセイのようなものは、内容も重複していてどれを読んだのか、読んでないのか分からなくなる。読書ノートを八年ぶんほど繰ってみて、「ふつうがえらい」は読んでいたことが判明した。「がんばりません」はどうやら読んでないようなので、ちらっと目を通すことに。
相変わらず感心する達者な文章で面白い。この筆致で手紙を書きまくって、谷川さんのハートを射止めたらしい話もでてくる。お元気なころで威勢の良さが全面にでていて、こちらも元気になる。もう新しい本はでてこないかと寂しい。
さてこの本の行方だが、読み終えてブックオフ行きダンボール箱へ。またお会いしたくなったら図書館に行きます。
鵙が来て日ごとに消えぬ地の火照り
- 作者: 佐野洋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1995/03/01
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (18件) を見る