「森と日本人の1500年」 田中 淳夫著
明治神宮の森について読んだ関連で、こんな本をTの本棚から見つけてきた。日本の森林被覆率(森林率)は66%で先進国では第3位らしい。一時は禿山だったのに危機感を持ち官民あげて植林をした結果で、資源として使える蓄積は増え続けていると言うのだ。素人的には結構なことではないかと思うのだが、国産材の活用は低迷、森林資源の7割は輸入、「国産林業の活性化は喫緊の課題」だとネットにもある。理由はいろいろあるようだが「近代的な経済システムの中の林業としての未熟さ」に尽きるようだ。
美しい森があって、それが経済的な潤いももたらしてというのは簡単なことではないのですね。
明日、二十四節気の「霜降」.朝夕ぐっと冷え込み、霜が降りるころのこと。そろそろ紅葉前線も下りてきた。明日、明後日「若狭」へ行ってきます。
気動車の音のひときはななかまど
- 作者: 田中淳夫
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2014/10/15
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (4件) を見る