花芍薬

ゴールデン週間終わる

 慌ただしかったゴールデン週間、最終日になり平穏な日常に戻る。

 最初は塾時代の最後の教え子の訪問。社会人になって三年目の二人で、一人は大手企業の社員、一人は大学病院の看護師。仕事にも慣れてきて若さいっぱい、しゃべることしゃべること。昼食を挟んで五時間。さすがにトシヨリは疲労困憊した。それにしても子供の頃の成績などというのは、当てにならない。もちろん彼らが高校時代にかなり勉強をしたのは知っているが、勉強よりはコミュ力というか、人間力というか、ともかくトータルでみないとわからない。もっともこれも彼らの今の時点での話で、将来まではわからないのだが。

 次の二日間は、下の孫の訪問。模試前の不明点を伯父ちゃん(T)に聞きに来る。オバアは夕食の用意をしてやるぐらいだったが、非日常といえばそうだ。

 そして昨日、恒例となった「東西落語名人会」である。今回は桂文珍柳家花緑柳家喬太郎の諸氏。文珍さんの語りはいつもながら秀逸。花緑さんのおじいさんが柳家小さんだとは初めて知った。隣の席のオバハンがマナーをわきまえない人で、終始ゴソゴソして、閉口。たまりかねてシーと注意したが、これだけで興醒めだった。

 さて、本日。雨の一日になりそうで、ぼんやりするには最適。

 赤染晶子さんの『じゃむパンの日』を読み始めた。知らない作家だったが、あちこちで面白いとの評判を耳にして読み始める、確かに人を食ったような面白さがある。

 野良猫がいっぱいいる自動車教習所の仮免許合格祝に、好きな猫さんをプレセンドされるというのが、いい。そんなんもらってどうするん?

 

 

       ふれもせではらりとほどけ花芍薬 

 

 

 

 

 

 孫を迎えにきた娘からのプレセンド。(母の日と父の誕生日)オバアも好きなのですが、猫グッズの好きな彼女らしい贈り物。リビングには彼女からの猫さんがいろいろ並んでおります。