夏あかつき

診察の梯子で血圧が200超え

 総合医療センターの診察日であった。まず一昨年移植手術を受けた「形成外科」。皮膚の痙れや痛みは残るが、これは仕方がないこと。まる二年の経過観察は今回で終了となる。随分と手間のかかった手術であったから、最後まででいねいに見てくださったと感謝してお礼を言う。

 次は先週受けたPET検査の結果などを聞きに外科へ。10時の予約だが相当混んでおり呼ばれたのは11時半過ぎ。「はあーお待たせしました。今日は大変ですわ。」と先生も弱音が出る。結果は問題なしでひと安心。かかりつけ医から連絡のあった膵臓の数値異常については、一応消化器内科で見てもらいことになる。消化器内科で受診の予約を取り、会計を終えたら12時である。

 夕方からはかかりつけ医のところに、午前中の報告といつもの薬をもらいに。5時からの診察にと早々出かけたのだが、ちっとも呼ばれない。後からきたワクチン接種の人が次々に治療室に入ってゆき、心穏やかでない。持参の本の字面もちっとも頭に入ってこなくて、受付の人に非難がましく「診察はワクチンの後ですか」と言う。結局呼ばれたのは一時間ほど待ってから。主治医に今日の報告をして、いつものように血圧を計られる。何度も計り直しをされるのでおかしいなと思ったら、なんと上限が200超え。よほどカリカリとしていたようだ。

 病院で二時間待たされ、受付に文句を言って帰ってきたという旧友の話を思い出す。「予約して二時間も待たせるなんて、システムに問題があるんじゃないですか」と言ってやったと彼女。まったく同感なり。体調が万全でない者が長時間待っている苦痛をわかってほしいものだ。

 

 我が家に四回目の接種券が届いた。副反応も嫌だが、感染も嫌なので接種の予約をいれた。

 

 

 

      夏あかつき土の匂ひと樹のにほひ

 

 

 

沖縄のバナナというのを頂きました。すぐに黄色くなると言われましたが、三日目でまだ青いです。