梅雨明

『戦争は女の顔をしていない』 スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ著 三浦みどり

 第二次世界大戦でのソビエットの戦死者は1450万人とも言われ、桁外れに多い。そして、この本によれば、100万人を越える女性も兵士として戦ったそうだ。十代の後半から二十代、若いみそらの女の子たちである。筆者はそうした女性たちの膨大な肉声を拾い集めた。

 過酷な戦いから、辛うじて生きて帰ってきた女たちの声は、長い間顧みられなかったばかりか、その身すら白眼視された。筆者の労苦で集められた証言集も、ソビエト時代には出版もかなわなかった。それは決して英雄譚ではなかったから。

 500ページ近く、びっしりと書かれた重苦しい証言である。ウクライナの今の戦争を想起させる。この本では同胞である彼等が、今は敵味方で戦っている。おぞましい人間という生き物。

 半分は読み終わったが、正直に言って、まだ読了できていない。

 

 この欄にいつもコメントを頂くふきのとうさんの、「県民割」でお出かけになったというブログを拝見した。それで急遽本格的暑さになる前にと、「県民割」で出かけることにしたのだが、早々と梅雨明けでどうなることやら。

 

 

 

       草丈の伸びるにまかせ梅雨明ける

 

 

 

トウカラスウリ

 

八重クチナシ

 スマホのカメラの写真を使ってみました。安いいつものカメラ映像よりきれいです。