此の時期の厨仕事をする。
お店に青梅が出ている。青々とした可愛らしさで買いたくなるが、買ってどうするか。うちは梅干しはほとんど食べないから、梅干しは漬けない。欲しいのは底をついた梅醤油だが、梅一キロは多い。「焼酎に漬けたら飲むから、作ってくれ」と連れ合いが言う。まだ古焼酎漬けがひと瓶はあるのだが、半分梅醤油にして、半分梅酒にする。
庭に枇杷の実生の木がある。どんな鳥の落とし物だろう。随分大きくしてしまった。この時期小さい実をいっぱい成らす。面倒だがコンポートにする。灰汁で指が染まるのだが、美味しさに変えられない。Tに手伝ってもらい、まず一回目。
はつ夏の厨しごとの硝子光