春惜しむ

不調の原因判明

 昨年は三回、今年になって二回、突然の高熱と胃腸障害の原因と思われるものが判明した。血液検査の結果、ある病気の初期症状とわかったのだ。またまた厄介なものを抱え込んだという気持ちである。一度大病を患うとストレスで別の病を引きずるということだろうか。ともかく今は処方された薬を飲み、生活習慣に気をつけるしかない。ちょっとだけ飲んでいたワインもきっぱりとやめたが、これは淋しい。

 鬱々と晴れぬ気持ちで昨日は古友達と電話で話した。彼女も難治の皮膚病で今日にも大きい病院を受診するという。パソコンも調子が悪く、今やトシヨリには如何ともしがたいことが多すぎると嘆いていた。昔二人でつるんでいた頃、お互いに若さゆえの痛みを舐め合っていたが、今や老いの痛みを舐めあっている。

 昨夜来の雨が上がって、緑が眩しい。クロアゲハがふたつほど飛び回っている。ともかく前向きになるしかない。

 

  午後BS映画「ギルバート・グレイプ」を観る。1993年のアメリカ映画。アメリカの田舎町で知的障害の弟と過食症の母を姉妹とみる青年の話。厳しい現実なのに家族への愛を貫く彼がどう救われるのか、最後まで目が離せなかった。感動的で救いのあるエンディングでよかった。障害のある弟を演じたのはレオナルド・ティカプリオ、秀逸な演技であった。

 

 

 

     老いというあがらえぬもの春惜しむ

 

 

 

アッツ桜

アンネのばら

キリシマツツジ

クレマチス

用水に水が入る

猫チャンも暑さを避けて