紅葉と「うだつ」の町へ
暖かさの小春日和も今週までとのことで、前々から気になっていた近場の町に出かける。まずは紅葉の名所と聞く美濃市の「大矢田神社」へ。
やはり紅葉が目当ての参拝者がかなり。
ここはかっては神仏習合で禅定寺という寺があり、仁王門だけが残っている。仁王門は江戸(享保)期のもの。
参道の先に長い階段が続く。手すりを頼りにやっと登る。
登りつめた先の拝殿と本殿。これも江戸期(寛文)の建物で、重要文化財。祭神はスサノオノミコト。
例年なら十一月に「ひんここまつり」が行われる。これは室町時代から伝わる祭りで手づくりの人形を使っての人形劇である。演じられるのはスサノオノミコトの悪竜退治だという。
あたりは国の天然記念物であるヤマモミジの原生林である。ちょうど今が見頃。
この後、美濃市内へ。かつて長良川の水運を利用して美濃和紙で栄えた町である。最近はうだつの上がる町として評判だ。
軒先にある白いものは和紙で作った灯りアート。飛騨古川と同じようにレトロな町だが銀行や商店もあり、まだ現役である。
来週からは寒くなるというが、今日はまだ歩くと暑い程であった。女学生の遠足らしき一団にであったが、アイスらしきものを持っていたけ。
蝕の月上るを待てり神無月