『イスラム教の論理』 飯山 陽著
アフガニスタン政府があっという間に崩壊して、大混乱が始まっている。タリバンが全土を制圧したかと思えば、一昨日にはISによる自爆テロもあった。「イスラム教」とは一体どんな宗教なのか、全くなにも知らない。そう思ってTの既読本の中からさがしてきた二冊のうちの一冊。
筆者は、かなり癖のある人物らしく、人によってはこの本はヘイト本だという人もあるし、「イスラム教の論理」ではなく「イスラム教過激派の論理」という人もいる。その辺りは頭の隅に置きながら読了。
イスラム教にとっては何が大切だとされているか。最近過激派が台頭してきて、自爆テロが頻繁に繰り返されるのはなぜか。女性がビジャーブというスカーフを被っているのはどうしてか。などなとを含めて、かなりわかりやすい説明であった。
タリバンは「イスラム法」に則って女性の権利を認めると言っていたが、 昨日の新聞の松山洋平氏の意見では、タリバンは「イスラム法」の古典的解釈による統治を目指す可能性が高く、女性の権利は制限されるのではないかということだ。
イスラム教では神の教えに忠実である者が、真っ先に天国に召されるという。仏教でも来世のため多額の喜捨を要求する宗派もある。来世とはまだ誰も見たことはない世界であるのに・・・
コロナの緊急事態宣言で図書館も閉館。さんざん迷って久しぶりに本を買い、明日届く予定。こういう時にこそ、いままでで読めてない本を読むといいのにと、思うだけ。
振幅に長短のあり虫しぐれ
夜は秋めいてきました。田舎は虫の声がにぎやかです。来世があるなら虫や猫もいないとつまらない。