青林檎

『人生のやめどき』 上野 千鶴子・樋口 恵子著

 読了して人物を勘違いしていたことに気づいた。昔『女が職場を去る日』という本に心が動かされた記憶がある。その著者と上野さんの対談ならと借りてきたのだ。ところがどうも感覚が違う。言い過ぎの失礼を顧みずに言えば、価値観が古く、俗物的感性だ。老齢化されて鈍られたのかなあと調べ直して、沖藤典子さんと間違えていたのに気づいた。あまり人の悪口は言いたくないが、こういう人がこの国の女性運動の先駆けとは・・・。対談者の上野さんもうんざりされていたのではないか。いささか持て余し気味のところも見受けられた。次に予約者が入っているというのでさっさと返却したい。

 

 下の孫が勉強に来る。叔父さんに数学を教えてもらうためである。大口を叩くわりに点数が伸びないらしい。夕方娘一家が揃って迎えにくる。まだ食事会は自粛してケーキとお茶だけにする。つれあいの手づくり野菜をたっぷり持たせる。

 

 

 

 

        家族には無口のにきび青林檎

 

 

 

 

 

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