花菖蒲

東海道寄り道紀行』 種村 季弘著

 Tが「面白いよ」と回してくれる。「東海道」とあるだけに大半が静岡、愛知、岐阜の話だ。行った処もあれば、近場なのに行ってないところも多い。「行こう行こう」と言いながら、ご時世である。こちらはどうしてか感染数が少しも減っていかない。去年から「行きたい処」を日記の後ろに書き留めているが、この本を読んで、また候補地が増えた。

 明日は大降りになるというので、つれあいは終日畑仕事。ほんの少し前、雌花ばかりだと嘆いていた胡瓜が、もう二本採れ、玉ねぎは全部収穫し、馬鈴薯は半分ほど掘り上げた。空豆はそろそろおしまいだ。こちらも多少は外仕事をと、一時間ほど草引きをする。

 「○○コーポレーション」の営業マンが何度も来て、「南の土地はお宅のですか」と話を向けるが、つれあいの健康と趣味の大事な源ではないか、話に耳を貸すはずもない。

 

 

 

 

         羽衣といふ花菖蒲まだ咲かず

 

 

 

f:id:octpus11:20210603151655j:plain

f:id:octpus11:20210603151716j:plain

 

f:id:octpus11:20210603151745j:plain

f:id:octpus11:20210603151819j:plain

いつも猫ばっかりですみません。たまには鯉を。大きいのが群れているのです。

f:id:octpus11:20210603151941j:plain