山笑ふ

田舎道を歩く

 かかりつけ医に薬を貰いに行く。途中で出会った人にご主人の病気のその後を訊ねる。あまり芳しくないとのこと、癌以外の別の病気が見つかったらしい。「歳をとるといろいろあるからねえ。」と奥さん。夫に言わせれば「歳といっても、俺と同じ年だ」ということだが、だから、いい歳ではないですか。「お大事に」と言葉を残して別れる。

 田んぼ道は雲雀がしきりに鳴いている。「天のポケット」からだと俳句に詠んだ知り合いがいたが、なかなか姿は見えない。ぽつんとした黒い点が震えているのが、多分そうだろう。陽気がよくなったせいか、あちらこちらで耕運機をかけている人を見る。畦道には外来系と思われる雑草が増えた。

 山は山桜も終わり、一面の新緑。名前を知らぬ白い穂花が満開である。往復できっかりと5000歩、3・5キロほどかな。

 

 

 

 

        山笑ふ塵掻きいだす取水口

 

 

 

 

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レンゲソウ

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ナズナに似ているが?

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ノアザミかな?

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 山裾にあった木。植樹した木には思えない。何の木?