黄落

名古屋市博物館へ

  Yから連絡があり、下の孫のお習字が展示されているというので名古屋市博物館に出かける。三つ上の兄もやはり展示されたので兄に負けずと張り切って書いたものらしい。兄だけ見て弟のは見ないわけには行かまいとはるばる出かけたわけだが平日の昼間ゆえ同じような思惑のご老人が多かった。

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 博物間ではちょうど「発掘された日本列島2019」が開かれており、そちらも堪能した。特に興味深かったのは「白神山地東麓縄文遺跡群」からの発掘品で顔面付き土器や漆塗り土器、遮光器土偶やら合掌土偶、土製の耳飾りなどである。

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かなり細かな細工を施した耳飾りだがどんなふうに身に付けたのであろうか。

 縄文の発掘品が一番面白かったが、古墳時代出土の大型埴輪ももちろんあった。

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 かなり修復されてはいるがずいぶんと気品のある馬の埴輪である。

 例年巡回展が近くにくれば見にゆくようにしているが今年は出土品が少なかったような気がした。この後Y宅にちょっと寄りその後帰宅したのだが、車で走った名古屋の街もすっかり紅葉してまさに晩秋の風情。

 

 

 

 

       黄落や見慣れし街の劇場化