鵙の雛たちがいなくなってから庭が静かで寂しい。巣立ちをしてからちょうど二週間だったなあとぼんやり思いながら草を抜いていたら、目の前の柿の枝にぴゅーと一羽の鵙。「おや、鵙くん」と思ったらもう一羽ぴゅーと。尾羽の短い子鵙である。まるで「こんなになりましたよ」と見せにきてくれたみたい。親鵙が直ぐに畑の杭にとびうつったら子鵙もついて飛び移る。甘えん坊の一羽だろうか、まだ親にくっついている。
このブログを見ていてくださる方が鵙が人から虫をもらう動画を紹介してくださった。それを見ると鵙も案外人に慣れるものなんだと感心する。
https://www.youtube.com/watch?v=GcCc2fS9u-A
鵙が煩くしなくなったら早速猫がやってきた。白いろで尻尾が縞々の新顔だ。
明易き夜を身の上の談(はな)しかな 井上 井月
アマリリスが真盛りです。