れんげ草

 ウオーキングをしていると少しの間に田舎がどんどん変わってきたことに驚かされる。田んぼだった川沿いには新しい家が並び、竹藪は切り開かれて妙に明るく虚しくなってしまった。こんな田舎にも下水道が通りコンビニもドラックストアも出来て便利になった反面、失ったものもいっぱいだ。町内の総会で毎年のように地区出の議員さんがもうすぐ町内を貫く新道が出来てもっと良くなるというようなことを喧伝されるが、もうそんな道なぞは結構なのである。そんなものが出来たらのんびりウオーキングも出来やしない。

 夢に昔の風景が出てきて懐かしくて絵に描いてみた。たんぽぽの咲いていた畑道やら辻の地蔵堂。広がる桑畑。景色というのは意外と写真などには残っていないものだと今更ながらに残念に思う。

 

 先週から作っていたハイネックのベストだが、やっと出来た。ミシンは故障するは布地や糸が足りなくなるはとさんざんの制作過程でやっと出来たのも今一である。もとはウールガーゼで作るのをありあわせのウールジョーゼットで作ったのだからモデルと比べて違和感がある。襟がクタクタとしなくて気にいらないので折り返してロールカラー風にすることにした。ともかく出来たからミシンの修理を頼まなくては。

 

 

 

 

        ふるさとの消えてゆくなりれんげ草

 

 

 

 

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