このところいっぺんに二月とは思えぬ暖かさになって有り難い一方で困ったこともある。畑の野菜などは急に花咲モードに入り白菜もキャベツも今にもパンクしそう、ブロッコリーも花が開いてしまいそうだ。せっかく出来たからと昨日は隣やら本家やらに2つ3つと押し売りをして2つばかりは冷凍にもしてみた。いつもなら馬鈴薯の植え付けを三月になってからするH殿も今年は早々と昨日行った。
一昨日のNHKスペシャル「大往生」は在宅医療で死を看取る小堀医師の話であった。以前にBSで放映したようで再放送らしい。「こんな暗いのを見るの?」と言っていた夫も引き込まれて共に目を潤ませてみた。よくカメラが入れたと思うほど人が死に近づく一瞬一瞬を捉えた厳粛な映像であった。
小堀医師は鴎外のお孫さんである。杏奴さんの著書にもたびたび出てきたのであの青年がと、懐かしい。著書の『死を生きた人びと』が新聞の「人」欄や書評で取り上げられていた時から読みたいと思っていた。県の図書館にはあるのだが順番がなかなか廻ってこないので注文する。昨日頼んで今日とはありがたい。
うららかや出かけた人がまた出かけ
忘れ物をしたのかこちらが寝ぼけていたのか
大きくなりすぎたブロッコリーです。