春立つ

十二月以来の病院である。今日はMRIの検査ということで出かける。MRIは昨年の四月に一度体験ずみである。痛くも痒くもないがドームに閉じ込められて30分は我慢しなければならない。ガンガンザーザーと大きな音が激しい。ボーッと空想などさせてはくれない。両手をバンザイしなければいけないのだが一昨年転んだ後遺症で右手がきちんと伸びない身にはこれが辛かった。問題は検査結果でこれは来週の診察時に教えていただけることになっている。

 会計は血液検査も含めて7450円。二割負担でありがたい。病気になってから日本の医療制度の有難味をつくづく感じる。伊藤比呂美さんのご主人が、破産してしまうくらいお金がかかるのだったらもう死んだほうがいいと嘆かれたアメリカの場合を考えれば、なおさらである。

 

 

 

 

 

          春立つや色とりどりの金平糖

 

 

 

 

 

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