青蜥蜴

 何十年ぶりかに野生のカブトムシが現れた。

暑さで散った病葉を掃いていて見つけたものだ。コガネムシにしては大きいなと家人を呼んでカブトムシのメスにちがいないとなった次第。落ちた柿の実を皮だけ除いてきれいに食べている。少し元気がないように見えるが静かに見守ることにする。昔々夜の光に飛び込んできた記憶はあるが、何十年前だったか。ごそごそ我が家にはまだ自然が残っているらしい。

 そう言えば今年はこれも何十年ぶりかで青蜥蜴を見た。綺羅をきらめかす青蜥蜴はニホントカゲの幼体らしいが長いこと見なかった。蜥蜴といえばカナヘビの茶色ばかりで猫が捕らえてくるのもそればかり。絶滅したのかと思っていたのだが今年は三回も現れた。

 一方、今年庭で見ないのはトノサマガエル。少し前までは庭の睡蓮鉢に何匹も涼んでいたのに今年は一度も見ない。睡蓮鉢もお湯になる暑さだから当然かもしれないのだが。

 

 

 

 

     境内のラジオ体操青蜥蜴

 

 

 

 

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