梅雨晴間

『静かな雨』  宮下 奈都著

 話題の著者の作品である。ベストセラー本はなかなか回ってこないからまずは先行作品をと借りたもの。一人称語りの静かな作品。状況は決して明るくないのに絶望の中から立ち上がってくる救いがいい。筆者の別の作品も読んでみたいと思わせる。

 

 二週間ぶりの病院。副作用の痛みは軽減したが、食欲がわかない旨を伝える。多分それも副作用だが念の為検査をということで半日費やす。幸いにも他に問題はなく、病巣もわかる範囲ではなくなったといわれる。もう少し安定してさらに詳しい検査となる予定だが今のところはまずまず。それにしても何を食べても今一美味しくないのは残念。検査結果が良かっただけでも感謝しなければ。

 

 

 

 

     さつさつと子規の風吹く梅雨晴間

 

 

 

 

静かな雨

静かな雨