夜長

 二日続きの晴れで、気持ちのいいのは人間さまばかりではないらしい。朝早くから小鳥たちが賑やか。ケタケタケタと叩くように騒がしいのはモズ。さかんに縄張り宣言である。キーッと鋭いのはヒヨドリ。他に聞いたことのない声に見上げてみたら初めて見る鳥。十ほど群れてちょこまかとした動き。雀より一回り小さくよく見えない。尾が長いことと白い腹、シジュウカラのように背に黒が見える。その特徴だけを頼りに野鳥図鑑を繰る。そこで特定したのは「エナガ」。「北海道から九州の林に住む留鳥。秋冬は数羽から十数羽ほどの小群で行動」とある。さらに鳴き声を検索してみて納得。また新しいお客さんを見つけた。

 咲き出した石蕗の花には蜂がいろいろ。初めて見るような蜂もおりこれも検索してみるがよくわからない。明日からはまた雨で忙しいのはみんな同じだ。

 

 

 

 

     食卓にもの書く夜の長きかな

 

 

 

 

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          ウキペディアからのエナガの愛らしい写真です。