道をしえ

 梅雨に戻ったような天気で、気も晴れぬ。各地の豪雨による災害を知ればますます気は重くなる。加えて国会での集中審議。少しだけ見ていたのだが、嘘やごまかしをせざるを得ない顔というものは見ているだけで情けなくなる。能面のような白塗り顔はともかく、いずれも目が泳いで頬が引きっつていた。カメラというものは嘘はつかないものだと痛感する。

 現在読書中の本は遅々として進まず、気分転換にミシンを出す。半額で買ってきたリップルの夏生地。印付けもせずジャキジャキと切って夏スカートに。

 

 掲載句は岡崎の「瀧山寺」にでかけた時の一句。あの三浦じゅんさんが一番好きだと言ったとか、運慶・湛慶作の美しい三尊像(聖観音梵天帝釈天)がおわします。国宝でもおかしくないのに、そうでないのは江戸時代の彩色のせいらしい。少し不便だが一見の価値があります。

 

 

 

 

     この鄙に運慶仏や道をしえ

 

 

 

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