更衣

 六月朔日。更衣。
 衣類の入れ替えも兼ねて洋服箪笥の点検。それにしても日頃着ないものばかりがぶら下がっている。日常着にはならぬもの、勿体無くて捨てきれぬもの、着心地が悪かったり似合わないもの。そんなものがぎゅうぎゅう詰め。家事評論家なる人の「物入れはゆとりがあるぐらいが適量」といった言葉や、希林さんの「減らす暮らしを心掛けている」という言葉に共感もしたのだが、なかなか実行は進まない。ぼちぼちとやっていることはやっていて、今日は思い切って夏ジャッケトの袖を外してみた。好きなギンガムチェック柄なので、Tシャツに羽織って体型隠しのベストとして利用しようという算段。まだ制作中だが、せめて家着ぐらいにでもなればいいのだが。


     通学の銀輪眩し更衣


石楠花の花