今が盛りの藤を見に出かける。まずは羽島市の竹鼻別院の藤へ。一本の老木が四方に枝を広げて咲き満ち、零れるものなし。境内中甘い香りが立ち込めている。色はまさに藤色。いまが一番の見頃に違いない。羽島名物というお団子を頂いて、その足でもう一つの名所へ。江南市曼陀羅寺公園。ここは昔H殿と訪れたことがあるが、あまりの様変わりにびっくり。かなりの数の藤棚が重なり合って、藤・藤・藤。色も白もあれば紫もあり薄紅もある豪華さ。少し盛りは過ぎたが牡丹も咲き躑躅も咲く賑やかさ。喧騒もまたひときわなのはしかたがないか。
 昨日の分蜂のその後。夜になりNさんと連絡がつく。8時すぎにはるばるとNさんご主人と来訪。四十年ぶりの再会が夜とは、なんともおかしなことだったが、蜂団子を飼育箱に入れて帰られる。Nさん宅は我が家より山手にあると思うのだが、近頃は蜜蜂を見かけなくなったそうだ。


     人声と羽音の栄やす藤の寺


竹鼻別院の藤

曼陀羅寺の藤