『ヨルガオ殺人事件 上・下』 アンソニー・ホロヴィッツ著 山田 闌訳
上下二巻を、金曜日に借りてきて四日で読んだ。年末の慌ただしいのにである。ミステリーは、作品の価値にかかわらず問題が解決するまでは読み続けないと落ち着かない。
さて、評価はどうか。ネタバレになるから詳細は触れないが、犯人は予想どおりであった。つまり私ごときに話の展開を読まれていたのである。今日の新聞広告に仰々しい宣伝が出ていたが、それほどかな。前作『カササギ殺人事件』もそう思ったが。
今年はこれで読み納めになるかどうかわからないが、年間の総まとめでマイベスト3を決めたい。
1 洟をたらした神 吉野 せい
2 読み解き般若心経 伊藤 比呂美
3 空海の風景 司馬 遼太郎
伊藤さんは毎年のように挙げてる。やっぱり好きなのだ。宗教も又然り。
気持ちだけ若いがとりえ冬椿
連れ合いに「気持ちだけ若いな」と言われた。そう、我が意を得たり。