着ぶくれ

SDGs 危機の時代の羅針盤』  南 博・稲場 雅紀著

 「SDGs」(持続可能な開発目標)とは最近よく目にする一節である。新書の解説本を、Tが読んでわかりやすいというので読み出したが、かなり苦戦した。横文字が多すぎるのである。ひとつひとつ調べて、メモに書き出して、やっと読了した。それでわかったことは、今や地球は危機的な状況であり、猶予はいくらも残されていないということである。

 具体的に言えば、「現在世代は、現代の社会・経済システムを維持するのに『地球1.69個分』の資源を使い続けて」おり、「資源が枯渇して、その時に生きる人類の可能性が極端に損なわれるタイミング」は2030から40年の間というのである。グレタさん始め、若い世代が怒るのは当然で、もしかすれば私ですらその災禍を被るかも知れぬ。

 これほどの危機に対して国際的な規模で考えだされた6のパーツに分かれた17のゴールと169のターゲット。そして「誰一人取り残さない」という素晴らしいスローガン。

 そういう取り組みが始まったということだけでも、まずは是としなければならないのだろうか。グローバルな危機であるこのコロナ禍で、その意義と力がためされるであろうと本書にある。

 さて、卑近なレベルで思うに「私には何が出来るか」。無駄を出さない、自然を汚さない、ごく普通に行っていること以外に思いつかない。他に何が出来ることはないのだろうか。

 

 明日は先日のCT検査の結果と、形成手術のその後の診察のため、病院である。その病院で2・3日前に、救急外来でコロナの感染が出たと発表があった。岐阜県も感染者が多くて、ひたひたと身近に迫ってきた気がする。おまけに雪もようで寒い。暗いニュースばかりだ。

 

 

 

 

        着ぶくれて耳の先だけ尖らせる

 

 

 

 

SDGs――危機の時代の羅針盤 (岩波新書)

SDGs――危機の時代の羅針盤 (岩波新書)

 

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スイバの冬葉

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いつもの猫ちゃん

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スイセン