黄葉

散歩で子連れのヌートリアに出会う。

 「フレイルにならぬためには一日8000歩から10000歩」とは今月に買った『暮しの手帖』の記事である。私はそこまでは歩けないが、それでもこのところは毎日歩くようにしている。今日は風も穏やかだったので5000歩弱は歩いた。カメラを持ってどうでも良いものを撮ったり俳句を考えたりしてぶらぶらするのだが、意外なものに出会うこともある。昨日はカワセミを見たし今日は頭の上をトビが旋回した。羽の裏の白い模様がはっきりと見えるほどだったが、カメラではとらえられなかった。しっかりと撮ったのはヌートリアだ。それも子連れ。餌をやる人がいるので足音に反応したらしい。さすがに子どもは驚いてターンをしたが親は堂々たるもの。これは酷い害獣でホウレンソウや白菜をいいだけかじられたことがある。稲をやられたり西瓜をやられた家もある。罠で捕獲しようと市役所から借りて掛けてみたが、掛かったのが野良猫で駄目だったこともある。そういう農家の苦労も知らぬ人が餌をやって楽しんでいる。だがヌートリアといえど子どもはかわいいな。

 面白い本がないかなあとTの本棚を物色。『南方熊楠』を読むことにした。

 

 

 

 

       黄葉に遅速のありて老いもまた

 

 

 

 

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