長き夜

夏の頃に予約しておいた「東西落語名人会」に出かける。今回は三遊亭円楽さんと桂文珍さん。笑った、笑った、大いに笑った。円楽さんは体調が悪いように聞いていたが、自虐ネタで病気のことも取り上げておられたくらいだからもう大丈夫にちがいない。演目は『短命』。

 一方の文珍さんの演目は高齢化社会にネタをとった新作落語『憧れのホーム』。これが滅法面白い。絶妙な語り口である。

 超高齢夫婦がホームにでも入ろうかと思うのだが先立つものがない。公営の三食付き職業訓練も受けられて無料というホームを目指すのだが・・・。身にしみてほろ苦いおかしさもあり。

 

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だんだん秋も深まってきて夏の片付けやら冬支度といろいろ気忙しい。先週は家人に手伝ってもらい物置になっている二階の障子を張り替えた。座敷などのガラス入りは業者に頼むのだが古びた部屋の障子ぐらいは自分でと思ったのだがこれが大変。昔は一人でやったのに今は手伝ってもらってやっと張り上げた始末だ。

 

 

 

 

          ノーサイド余韻に浸る長き夜