新茶

 友達のIさんから久しぶりに連絡があった。今年も新茶ができたというのである。実はIさんのご主人は体調を崩されて1月以来入院。今年のお茶はとてもでないだろうと半ば諦めていた。それが例年よりは少ないができたというのである。何でも病室からご主人がお手伝いの人にいろいろ指示をされたりIさんの奮闘もあったりのことらしい。今年は遅霜もあって一部はその被害もあり貴重なお茶として大事に味あわせてもらわなければと思う。なおご主人はまだ杖が必要ながら来月には退院ということで何よりだ。

 新聞でNHKラジオ2の「朗読」を楽しみにしているという投書を読んで、パソコンで「らじる★らじる」を聞くことを教えてもらう。何のことはない。検索で出して「お気に入り」に入れておくだけだ。今は樋口一葉で『たけくらべ』。聞き逃しても何日かまとめて聞けるのはいい。これは利用できそうだ。

 図書館で面白そうなものを三冊。橋本治さん『これで古典がよくわかる』・中西進さん『悲しみは憶良に聞け』金井美恵子さん『暮らしの断片』。今読んでいる森まゆみさん『子規の音』と合わせてどれにも食指が動く。

 

 

 

 

         父祖よりの山を守りて新茶摘む