春の潮

三日目

徳島市内散歩

 前前日は温泉宿に泊まったが二日目は駅前のビジネスホテル泊。朝食後近くの徳島中央公園を散策する。ここは蜂須賀家の城跡で博物館もあるようだが開館までには時間があり、ぐるりと散歩をするだけにする。後は街並みを拝見。公費も使わないし誰から頼まれたわけでもないので「何の役にもたたない視察団」と称して、ゆく先々の県庁所在地を拝見している。徳島市は駅のあたりにコンパクトにまとまった感じで、市役所も裁判所も大学もデパートもNHKもある。もちろん食べ物屋さんも飲み屋さんも。春の盛りなので植栽としてパンジーが綺麗だった。

 

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渦潮を見る

 干潮のピークが正午だというので徳島市に別れ鳴門市を目指す。

 鳴門大橋の橋桁の下を利用した遊歩道「渦の道」に行く。頭上を轟々と走る車の音とガラス張りの足元でかなりスリルがある。干潮の潮が川のような速さで流れ、渦を巻いている。渦潮を見るための船も出ている。安全だとわかっていても背中が寒くなるようで写真が撮れない。故にここはTの写真を回してもらうことにした。

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その他

 旅の楽しみとして土地の人と触れ合うことを挙げる人もいるが今回はあまりそんな場面はなかった。ただひとつ、淡路島の玉青館の受付の方が親切に案内やら説明をしてくださったのが思い出である。それから気に入った徳島のお酒は「おでんでん」。少しずつ飲み比べての結果である。少し寒かったが天気に恵まれたいい旅であった。

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さて渦潮を最後に一路我が家へ。

 

 

 

 

         白波を蹴立て渦巻き春の潮