縄跳

焼き物を見て買って

 下の孫が我が家で使う御飯茶碗を見て「まだ猫ちゃんかあ」というようなことをつぶやいていたし、少し前にうっかりと洋皿も割ってしまったので、焼き物を買いに東濃に行こうということになった。どうせ行くならとまず多治見の「岐阜県現代陶芸美術館」へ。もう出来てから16年ほど経っているようだが初めての訪問。大層な建物である。写真はエントランスだが長い廊下の先に建物本体の入り口がある。

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開会中の催しは「フィンランド陶芸」と「マリメッコ・スピリッツ」。最近もてはやされれいる北欧デザインだ。日本的感覚からは距離があるが面白くみた。「マリメッコ」は撮影ができるが陶器は駄目なので紹介できないのは残念。「マリメッコ」はバックなどになっているあの柄である。

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 今は特別展だけだと言われたので建物の凄さだけざっと見て出ることにする。三階から滝のように水が流れ落ちる造りになっていて、茶室も国際会議場もあるのはどうしてだろう。活用率はどの程度なのかと疑問に思ってしまう。

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 日本の焼き物をひとつも見なかったのが残念で昼食の後「美濃焼ミュージアム」に寄る。こちらはこじんまりした美術館で岐阜出身の人間国宝の方々の作品やら若手の斬新な作品やらを展示している。Tが古い陶器のかけらが美しいといったがなるほど織部や黄瀬戸などの破片が釉薬のみずみずしさを残していて美しい。

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 この二箇所の後は土岐市の道の駅「志野・織部」で買い物。見ているとあれもこれもほしくなるが本来の目的だけに。「くまさんのげんこつ」というシュークリームとお茶で今日の外出の打ち止めとする。


 

 

 

 

     縄跳の切り裂く朝の大気かな