昨日寄れなかった「発掘された日本列島2018」の巡回展に出かける。昨日についで今日の外出だが会期が水曜日までなのでやむを得ない。
昨日とは打って変わって駐車場には楽に入れる、展覧会の見学者も殆ど無く閑散としていたが、なかなか見応えのある展示品であった。展示内容は旧石器時代から近代までとはば広い。
中でも千葉県の加曽利貝塚からの丁寧に埋葬されたとわかる犬の骨や土偶は縄文時代の人々の思いが感じられてとても興味深い。土偶は乳房と妊娠線がはっきりとわかり、安産の祈祷にかかわるものかもしれないし、犬はすでに人の身近な存在として愛玩されていたに違いない。
埴輪は四体出ており、群馬県三本木古墳からの出土。巫女と武人像である。グラスを掲げて乾杯をしていたり手をくねらせて踊っているような姿だ。同じ群馬県の金井東裏遺跡から出土したのはよろいをつけたまま亡くなった男性で、おそらく榛名山の噴火による犠牲者とのこと、これは新聞のニュースでも読んだ。
出土地は忘れたが銅鐸も一点あった。
美術品でないため撮影可で写真はそのうちの一部。フラッシュ無しなので少し暗いがおおよそのところはわかるかと思う。
博物館の周辺では菊花展の真っ最中で菊人形も飾られている。
頼るのは信長公なり菊人形
岐阜市の観光の目玉は信長公で、あちらこちらに信長公の銅像である。菊人形も信長公と徳川信康対面の場らしい。どちらがどちらか忘れたがまあ、これは俳句とはいえない代物で。